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開店までの人々のドラマを追体験! Apple Store Sapporoがオープン

Printable Version 2006年06月24日

sapporo
『Apple Store Sapporo』

6月24日10時、Apple Store Sapporoがオープンした。列は朝の9時頃から急速に伸び始め、開店直後には同店のあるブロック(区画)の2辺を埋め尽くすまでに伸びた。オープンまでにはおよそ700人ほどが並んでおり、アップルコンピュータ(株)の広報によれば、開店後すぐに1500人ほどまでに達したという。




【24日 19時〜】徹夜組の中には大阪からの参加者も

行列先頭
行列の先頭はマンセル氏と西田陽一氏

店舗の前に人が並び始めたのは、前日の夜のこと。いちばん乗りは地元、札幌のマンセルさん。2番目はApple Storeグランドオープニングの常連、西田陽一さんだ。

マンセルさんはApple Storeの地元オープンに喜び、前日19時頃から行列に並び始めたという。大阪在住の西田さんは、前日の朝に札幌についていたが、列に並ぶには早いと思い市内を見て歩いていた。わずか数分、タッチの差で2番となった。



前日
いよいよ開店前夜のApple Store

Apple Storeは夜10時をまわっても、店の明かりが消えない。店内で準備をする者、心配そうに応援にかけつけるスタッフ、中を覗き込む通りすがりの人、行列の長さを確認しにきた客など、人々がひっきりなしに現れていた。




【25日 8時〜】 地元の小学生も“取材陣”として招かれる

24日の朝には、Apple Storeと、その隣にあるiTunes Music Storeの広告パネルが置かれた三越の前に長い行列ができていた

翌朝8時頃、列の長さはまだ70mほどだった。雨も混じった昨晩の寒さがこたえたのか、先頭のマンセルさんはやや顔が青白い。これまで国内すべてのApple Storeオープニングに並んでいる西田さんは「徹夜で並ぶ場合、暑さよりも寒さの方がつらい。Apple Store Nagoya Sakaeのオープニングがいちばん大変だった」と振り返る。



30分前
開店30分前の様子。写真右奥に街路樹に隠れて行列先頭があり、左には“最後尾”の立て看板を持った警備員が見られる

開店30分前、9時頃になると行列は急に勢いを増してブロックの2辺を埋める形で伸び始める。この勢いは開店時刻を過ぎてから、さらに加速したようだ。



デジタルキッズ
デジタルキッズのTシャツには“Celebrate Achievment、School Night at the Apple Store”と書かれている

同じ時間に続々と黄色いシャツを着た小中学生が現れ始める。これは“デジタルキッズ”というプログラムの参加者で、Apple Storeが地元の小中学校に声をかけて実現したもの。

子供達はビデオカメラやマイクを手に、行列や店内の人達を取材していた。取材結果はDVDビデオやウェブページ用の記録映画としてまとめ、教材やクラブ活動で活用していく。Apple Storeのイベント、“School Night”でも公表される模様だ。

デジタルキッズはApple Store Shinsaibashiのオープニングからしばしば行なわれている。今回は、札幌市立平岡中学校パソコン部、札幌市立向陵中学校科学部、北海道高等聾学校3年E組、登別市立登別温泉小学校6年生の4組が参加していた。




【25日 9時45分〜】開店に向けて気持ちをウォームアップ

天気
開店時刻の十数分前から雲がなくなりはじめ、お昼頃には見事に晴れ上がった

開店15分ほど前になると、店内から勝ちどきをあげるような「オー!!」という大きな声があがる。

Apple Storeのスタッフは、ストアのオープンまで数週間にわたる研修を受けている。開店前日に卒業式のようなイベントを行い、開店5分前には、Apple Store事業の運営スタッフや店舗のストアマネージャー(Sapporo店では市野澤 勝氏)が、スタッフに気合いを入れる言葉をかける。

スタッフ達は彼らの言葉に真剣に耳を傾け、共に「オー!!」と声をあげて10時に向けて気持ちを高めていく。開店10分前になると、マスコミの一部が店内に通され、嬉しそうに入店してくる行列の人達の表情を捉えようとカメラを準備する。

開店5分ほど前には、入り口から店内奥までの通路両脇に全スタッフが整列。最初に入店してくる客達にハイタッチ(高いところで手と手をあわせる)をする準備をしながら「イエー!!」といった歓迎の声を上げ始める。そして、店内からは大音量の音楽が流れ始める。




【25日 10時〜】ついにオープン! あっという間に人で埋まる店内

開店の時刻になると店内からスタッフが現れて、行列の最初の一団を店内に通す合図を出す。その場に居合わせた誰もが待ちに待ったクライマックスの瞬間だ。

先頭の10人ほどが歓喜の声を上げ、両手を高く上げながら店内に入店していくと、店内のスタッフもますます声を大きくしてハイタッチでそれを迎える。一団は店内の様子をゆっくりと見渡しながら、ジーニアスバーやソフト棚が並ぶ奥へと足を進めていった。次々とお客が中に通されて、100坪の店舗はわずか数分間後には大混雑の状態に。するとストアマネージャーが合図を出して、スタッフ達は自分の持ち場に着く。

まだ珍しいMacBookや新型iPodを手に取って確認する人、レジへ直行する人、デジタルキッズの取材を受ける人など、店内の様子は人それぞれ。

一番奥にあるレジの横では米Incase Design社がApple Store Sapporo限定で作ったiPodケース『Incase SAPPORO Folio』をスタッフが2人掛かりで次々と袋詰めしていた。限定だけあって、同製品の人気はなかなか高いようだ。

お出迎え
次々と店内に通される行列の人々。入り口で真っ先に握手の手を伸ばして迎え入れていたのがストアマネージャーの市野澤 勝氏だ
混雑する店内
熱気あふれる店内には現地のテレビ局などもかけつけた
デジタルキッズ
店内を埋め尽くす顧客を取材するデジタルキッズ。写真は手話通訳を通して取材する聾学校の生徒達
マンセル氏
行列1番のマンセル氏は満面の笑みで店内を満喫したあと、『iWork '06』を購入していった

【オープン後】昼頃には花のプレゼントも

午前中に同店を訪れた人は大混雑の中でもじっくりと店内を見学し、十分に堪能していったが、実はひとつだけ試せなかったものがある。三越アネックスへと続く奥のガラス扉だ。

午前中は“割り込み”防止のために締め切りとなっていた。入店は正面入り口に限られていたが、それでも混雑のどさくさにまぎれて入店しようとした人もいたようだ。正午頃になると、開店を祝って多くの企業から贈られた花輪が街を行き交う人達に配られていた。



(ITジャーナリスト 林 信行)





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