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エンコードで旧MacBook Proを超越! これが“Core 2”MacBookの性能だ
MacBook-1.83GHz/2.0GHz(2006年11月発表)
アップルコンピュータ(株)
13万9800円(1.83GHzホワイト)、15万9800円(2.0GHzホワイト)
http://www.apple.com/jp/

Printable Version 2006年11月10日

MacBook
MacBook

新しいMacBookでいちばん気になるのは、“Core 2 Duo”の搭載でどれくらい処理速度が速くなったのかという点だろう。一般向けノートブックながら、プロ向けのMacBook Proと同じCPUを採用したわけだから、先のMacBook Proのテストと同様、性能アップが期待できるはずだ。早速、定番のベンチマークを行なってみた。


結論から言うと、エンコードやフィルタ処理などCPUパワーに左右されやすいベンチマークでは、旧MacBookはもちろん、旧MacBook Proも含めて、新MacBookが“Core Duo”搭載ノートを凌駕する結果となった。例えばiTunesのAACエンコードでは、新MacBook-2.0GHzが旧MacBook Pro-2.16GHzより15%ほど速く変換を済ませている。

一方で従来機から何も変わらなかったグラフィック周りは、テストでも同等の結果に終わった。専用のグラフィックユニット『Mobility Radeon X1600』を搭載する新旧MacBook Proとは雲泥の差で、先ほどの新MacBook-2.0GHzと旧MacBook Pro-2.16GHzをDoom 3のフレームレート計測テストで比べてみると、MacBook Proのほうがほぼ4倍も高いスコアとなる。

ただし、ウェブブラウザーやメールソフト、Mac OS Xに付属するiLife系ソフト、ビジネス系ソフトなどをメインに使う分には、MacBookでも何ら問題ないだろう。ビデオ編集や3Dゲームなども含めて手広く楽しみたいなら、多少無理してでもMacBook Proを購入しておいたほうが後悔しない“幸せな選択”となるはずだ。

また、触ってみた印象では、メモリーを1GB以上搭載しておくと、アプリケーションを複数立ち上げて作業する場合に動作がきびきびと感じられた。1.83GHzモデルのメモリーは512MB(256MB×2枚)なので、購入時に1GB(512MB×2枚)にアップグレードしておくと、より操作のストレスを軽減できるはずだ。




6機種のノート型Macで徹底比較

さて今回、新しいMacBookでテスト機として選んだのは、ともにホワイトカラーとなる2.0GHzモデルと1.83GHzモデルだ。OSはMac OS X 10.4.8で、メモリーは1GBを2枚差した2GB。各テストは基本的に3回計測し、その平均を掲載している。

加えて、以前、MacBook Proのベンチマーク記事で計測した、旧MacBook-2.0GHz(ブラック)、新15インチMacBook Pro-2.33GHz、新15インチMacBook Pro-2.16GHz、旧15インチMacBook Pro-2.16GHz──といった4機種のデータもテスト条件が同じため流用している。


CPU性能

CPUに関連する3種類のテストは、CPUの種類とクロック周波数に応じて順当な結果が出た。同じCore 2 Duoを搭載しながら、新MacBookの2機種は、新MacBook Proの2機種よりクロック周波数が低いため、若干遅い結果となっている。

MacBookのCPUはBTOで変更できないので、この辺の性能でも、一般向けとプロ向けのラインアップで(わずかだが)差別化が計られているのだろう。

AAV
AACのテストでは、iTunes 7.0.1で、38.8分(12曲/392.7MB)の音楽ファイルをAAC(ビットレートは128kbps)に変換するのにかかった時間を計測。変換中に曲を再生するオプションはオフにしてある
iPodエンコード
Pro版の『QuickTime Player 7.1.3』で1分のDVムービーを開き、書き出し形式を“ムービーからiPod”に指定して、変換するのにかかった時間を調べた。ちなみにビデオ部分はH.264でエンコードされている
Photoshopフィルタ
『Adobe Photoshop CS2』を使い、“色鉛筆”や“荒描き”など15種類のフィルタ処理含むアクションを実行するのにかかった時間を調査した。元画像のサイズは横4064×縦2704ドットだ

HDD性能

HDDは6機種とも、2.5インチサイズでシリアルATA接続、5400回転/分のものを採用。MacBookは新旧モデル含めてMacBook Proより遅い傾向にあるが、この辺はディスク性能などが関係しているのかもしれない。

ファイル・フォルダーコピー
1GBの単一ファイルと、ファイルサイズが異なる6539個のファイルを含んだ合計1GBのフォルダーをローカルHDDに置き、複製するのにかかった時間を計測

ちなみに各マシンに搭載されていたHDDは以下のとおり。

Mac本体 HDDの型番 ディスク容量 キャッシュ容量
新MacBook-2.0GHz MK8034GSX 80GB 8MB
新MacBook-1.83GHz MK6034GSX 60GB
旧MacBook-2.0GHz MHV2080BHPL(MHV2 BHシリーズ) 80GB
新MacBook Pro-2.33GHz MHW2120BH(MHW2 BHシリーズ) 120GB
新MacBook Pro-2.16GHz
旧MacBook Pro-2.16GHz ST9100824AS(Momentus 5400.2) 100GB

ビデオ性能

MacBookは新旧ともにMacBook Proに“惨敗”の状態。『CINEBENCH』にあるCPUで3Dグラフィックをレンダリングする“Rendering”のテストでも、MacBook勢がすべてMacBook Proを下回る結果となった。

とはいえ、ネットとメールくらいしか使わない人にとって、これらのグラフィック性能の差は体感できないため、あまり気にしなくてもいいだろう。


2Dスクロール
2Dグラフィックの描画性能がわかる。『Adobe Photoshop CS2』で縦14400×横640ドットの画像を開き、上から下までスクロールするのにかかった時間を計測した。
CINEBENCH
以下の3つのテストでは3Dグラフィックの描画性能がわかる。『CINEBENCH 9.5』は、3D画像のレンダリングをCPU、またはGPUによって実行し、そのパフォーマンスを数値で算出する。“Rendering”はCPU性能、“OpenGL HW-L”はGPU性能をそれぞれ表わしている
Doom 3
Doom 3は、Universalアプリケーション化されたバージョン1.3を使い、標準状態でフレームレートを計測


(編集部)





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