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【特別企画】『PowerBook G4 17インチ 1GHz』ロードテスト(第1回)〜ギターのサウンドデザイン(前編)〜
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MacPower 2004年9月号 2005年2月10日
本記事は、MacPower2004年9月号の“LOAD TEST”に掲載された記事を再掲載したものです。
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どうもどうも! ご無沙汰! って、前回の「PowerBook G4 12"」のロードテストの最終回が6月号だったので、まぁ、実際は2カ月しか空いてないんですけど、「早くまたやれ!」というありがたいご要望もあり、今月から気持ちとマシンを新たに、ロードテストを再開することになりました。テストマシンは、なんと、「PowerBook G4 17"」! でも、CPUのクロック周波数は1GHz……。そう、どういうわけか初代Power-Book G4 17"です。
●SPEC
本体
起動システム:Mac OS X 10.3
メインメモリー:1GB
内蔵ハードディスク:60GB
周辺機器
FA-101(ローランド(株))
SD-20(ローランド(株))
SL-1200MK5(松下電器産業(株))
PMC-07 Pro(ベスタクス(株))
共用マシンをついに我が物に
なぜ、いま、初代「PowerBook G4 17"」なのか? 実はですね、このマシン、1年半ほど前に編集部の共用機材として購入したものなんですね〜。つまり、“みんなのもの”。しかしMacPowerのスタッフ連中には、日々、「編集部のものはな、ぜ〜んぶ編集長のものなんだよ!」と言い聞かせている。従って撮影/分解/ベンチマークテストといったひと通りのお役目が終わると、最新機種は自動的に筆者の手元にやってくるのだ。
とは言うものの、1年半はいかんせん長すぎるだろ? 正直、もうあんまり欲しくなくなっちゃったよ〜。だってさ〜、いま、もっと速いのあるじゃ〜ん。でもな〜、いまさらやっぱいいとも言えないしな〜。まぁ、音楽をやるにはディスプレーが大きいに越したことはない。それに、前回のロードテストで取り上げた初代「PowerBook G4 12"」よりもCPUのクロック周波数だって速い。バスのクロック周波数も167MHzと高性能だ。3次キャッシュメモリーも1MB積んでいるわけだから、それなりの効果が期待できるだろう。グラフィックチップはPowerBook G4 12"と同じ「GeForce4 MX」だが、搭載するVRAM容量は2倍の64MB。きっと「初代とは言え、17インチモデルはさすがだよね!」ということになるに違いない。
よし、そう思って頑張ろう! 前回のロードテストでも何度か触れたとおり、シーケンスデータだけならまだしも、オーディオデータを大量に扱おうとすると、PowerBook G4 12"ではお手上げとなってしまうことが多かったわけだし。速い=偉いのだ。
魔の衝動買い
6月号に掲載したPowerBook G4 12"の記事の最終回は、「たまにはギターもいいもんだな〜」というタイトルで、「Logic Audio 6」と「GarageBand」でのギターの録音に挑戦した。ここ数年はあまりギターに触ることもなく、音楽制作を再開してからも、“演奏の愉しみ”より“作曲の愉しみ”のほうに比重が移ってしまっており、まして近頃はDJの練習にうつつを抜かしているため、楽器を弾くという原初的な快感を忘れかけていた。しかしたまにギターを弾いてみると、これはこれでなかなか気持ちいいんですよね〜。
というわけで、最近、うっかり衝動買いをしてしまった。6月に開催されたWWDCの基調講演でも、聴衆からひときわ熱い注目を浴びていた、独Native Instruments社の「Guitar Rig」だ。同製品は多彩なアンプおよび各種のエフェクターを忠実に再現したシミュレーション・ソフトウェアと、ボリュームペダルやワウペダルとして使えるハードウェア・フット・コントローラーを組み合わせた、ギター・サウンドメイキングのための統合パッケージ(写真1)。
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写真1 今月からロードテストをすることになった初代「PowerBook G4 17インチ」と、久しぶりにギターを弾いた勢いで買ってしまった独Native Instruments社の「Guitar Rig」(販売元:ミディア(株)、価格:オープンプライス/消費税込みの実勢価格は7万3000円前後) |
今回はPowerBook G4 17"にGuitar Rigをインストールして、その使用感を報告することにしよう(たぶん、次回も)。Guitar Rigの動作条件としては、Mac OS X環境の場合、いちおうクロック周波数800MHz以上のPowerPC G3、256MB以上のRAM容量となっているが、推奨条件はクロック周波数1GHz以上のPowerPC G4、512MB以上のRAM容量となっている。おそらく前者の条件ではただ単に“動く”というだけで、実用的に“使う”ためには後者のスペックが不可欠なのだろう。
うお〜、すげ〜、カッコいい〜
さて、初回ということもあり前置きがやたらと長くなってしまった。これからはサクサク進めていこうと思う。Guitar Rigのアプリケーションのインストールは、特に問題となる部分もないためここでは省略する。肝心なのは機材の接続だ。まずギターに挿したフォンケーブルの一端を、フット・コントローラー「Rig Control」のin1に接続する。そして「Gig Control」のout1とout2に別のフォンケーブルを接続し、それぞれをオーディオインターフェースの入力端子につなぐ。最後にオーディオインターフェースの出力からステレオで外部のスピーカーに接続すればセッティングは完了だ(写真2)。フォンケーブルだけですべてまかなえるのはありがたい。
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写真2 すべての機材を接続してみたところ。手前が「Guitar Rig」に同梱されているフット・コントローラー「Rig Control」、右奥がローランド(株)のオーディオインターフェース「FA-101」。使用するケーブルはギタリストにはなじみの深いフォンケーブル |
今回のロードテストで使用するオーディオインターフェースは、前回のロードテストで活躍してくれたローランド(株)の「UA-20」からだいぶグレードアップして、同じローランド(株)の「FA-101」(写真3)。同製品は、最大24bit/192kHzという高音質での録音・再生に対応したAD/DAコンバーターを搭載。24bit/96kHzならば独立10チャンネルでの同時録音・再生が可能だ。接続インターフェースにはFireWireを採用しており、Mac
OS XのCore Audioを標準サポートしているため、専用のドライバーを追加することなく使用できる。もちろん、MIDIの入出力も1系統用意しているので、MIDIインターフェースとしても機能する。
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写真3 今回のロードテストから使用するローランド(株)のオーディオインターフェース「FA-101」(価格:オープンプライス/消費税込みの実勢価格は5万6000円前後)。接続インターフェースはFireWireで、AD/DA変換は最大24bit/192kHzに対応している |
セッティングが完了したら、さっそくGuitar Rigを起動してみよう。同プログラムは単体で動作するスタンドアローン形式のほか、LogicやGarageBandのプラグイン形式でも使えるが、今回はとりあえず前者で起動してみる。ユーザーインターフェースはいたってシンプルで、「環境設定」ウィンドウが独立して開くほかは、すべてこのメインウィンドウ内で完結する仕組みだ(写真4)。左側のフレーム=「LEFT VIEW」の最上部にある3種類のボタンのうち、ファイルケースのアイコンのボタンを押してみよう。すると直下の画面=「BANK LIST」にプリセットのサウンドのカテゴリーが表示される。その下の画面=「PRESET LIST」は、選択したカテゴリー内の個々のサウンドパターンだ。とりあえず、「14 Synth & Vocal」の「4 Air Ensemble」を弾いてみる。お〜、美しい〜。次は「4 50s-70s Rock」の「4 FulcPic-tion」。お〜、カッコいい〜。「9 FX」の「Space Chorus Amp」はどうだ! お〜、って、あれ……、もう誌面が……。
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写真4 「Guitar Rig」の画面。デジタル嫌いなギタリストの特性を考慮してか(笑)、非常にシンプルで親しみやすいインターフェースとなっている。プリセットのサウンドパータンだけでもかなり楽しめる。選択した音色によって、右側のフレームのコンポーネントの組み合わせ、およびその設定が変化しているのがわかるだろう。当然、オリジナルのサウンドを1からデザインしていくことも可能だ |
次回は?
残念ながら、今回はGuitar Rigの概要だけしかお伝えできなかった。次回は各音色、各機能をしっかり使い込んでのレポートをお伝えする。
(MacPower編集部 高橋幸治)
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