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MACPOWER 2008 Spring
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MacPeople
MacPeople 7月号
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【特別企画】『PowerBook G4 17インチ 1GHz』ロードテスト(第3回)〜DJデビューへの長く険しい道のり その1〜

Printable Version MacPowerMacPower 12月号
2005年3月17日


本記事は、MacPower2004年12月号の“LOAD TEST”に掲載された記事を再掲載したものです。

MacPower編集長
MacPower編集長。それなりに経験を積み、それなりに年齢を重ねてきた成果だろう、最近、言っていいコトと悪いコト、やっていいコトと悪いコトの区別がかなりつくようになった。成長著しい35歳、一人っ子、B型。

どうもどうも! 先月は諸般の事情により休載してしまってすいませんでした。これからはできるだけ休まないように(弱気)頑張ります! さて、第1回と第2回はギターサウンド・シミュレーター「Guitar Rig」を紹介してきましたが、同ソフトは今月はちょっとお休み(やりますよ、また、かならずね)。今回はDJプレイ用の超・スグレものソフト「TRAKTOR DJ STUDIO 2.5」にチャレンジしてみたいと思います!

●SPEC

本体
起動システム:Mac OS X 10.3
メインメモリー:1GB
内蔵ハードディスク:60GB

周辺機器
FA-101(ローランド(株))
SD-20(ローランド(株))
SL-1200MK5(松下電器産業(株))
PMC-07 Pro(ベスタクス(株))



DJというお仕事

えーと、世の中には実にさまざまな職業があって、いま自分が就いている仕事がそれなりに好き、もしくは、めちゃめちゃやり甲斐を感じている、いや、それどころか、誇りにすら思っているといった場合でも、やっぱり憧れの職業というものはあるわけです。筆者もときどき「いや〜、編集長っていい仕事だよな〜」なんて思ったりはするものの、「転職するんだったらこれよね〜」という職業はいくつもあります。で、その中でも断トツのNo.1はやっぱりDJだ。絶対に気持ちいいって、DJは。自分が繰り出す音で人を踊らせるというのは、ま、言ってみれば宗教みたいなもんで、でも、信者との面倒なしがらみとかはないから、本当の教祖よりもきっと圧倒的に楽に違いない。筆者の先輩であるハイパーメディア・クリエーターの高城 剛氏も、先日40歳にしてDJデビューを果たしたが、筆者は40歳まであと4年もある! というわけで、最近では入稿なんてそっちのけで日夜練習に励んでいるのだ。

筆者が自宅で使用している環境は、テクニクスのターンテーブル「SL-1200MK5」(松下電器産業(株)、価格:オープンプライス/消費税込みの実勢価格:4万8000円前後)×2台と、ベスタクス(株)のミキサー「PMC-07 Pro」(価格:12万6000円/消費税込みの実勢価格:9万円前後)。エフェクターやサンプラーなどはまだまだ使えっこないのでそろえておらず、いまのところひたすらBPMを合わせちゃつなぎ、また合わせちゃつなぎの繰り返しだ(写真1)。さらに、レコード2枚を扱うだけで手いっぱいなため、CDJも購入していない。それでもテンポ無調整で曲と曲をフェードイン/フェードアウトさせているよりはぜんぜんそれっぽいわけで、ときどき、2枚のレコードをミックスした部分が図らずも(というところが情けない)劇的にカッコいい効果を生んでしまったりする。このミニマムなDJ環境に「TRACTOR DJ STUDIO 2.5」を持ち込もうというのが、これから数回にわたる本ロードテストの野望である。

筆者の自宅のDJ環境
【写真1】筆者の自宅のDJ環境。「SL-1200MK5」は、±8パーセントの連続可変ピッチコントローラーを搭載。モーターの立ち上がりも高速で、わずか0.7秒で定位回転に達する。「PMC-07 Pro」は、入力にLINE IN×2、PHONO IN×2、MIC IN×2、SESSION IN×1を備える

えーと、世の中には実にさまざまな職業があって、いま自分が就いている仕事がそれなりに好き、もしくは、めちゃめちゃやり甲斐を感じている、いや、それどころか、誇りにすら思っているといった場合でも、やっぱり憧れの職業というものはあるわけです。筆者もときどき「いや〜、編集長っていい仕事だよな〜」なんて思ったりはするものの、「転職するんだったらこれよね〜」という職業はいくつもあります。で、その中でも断トツのNo.1はやっぱりDJだ。絶対に気持ちいいって、DJは。自分が繰り出す音で人を踊らせるというのは、ま、言ってみれば宗教みたいなもんで、でも、信者との面倒なしがらみとかはないから、本当の教祖よりもきっと圧倒的に楽に違いない。筆者の先輩であるハイパーメディア・クリエーターの高城 剛氏も、先日40歳にしてDJデビューを果たしたが、筆者は40歳まであと4年もある! というわけで、最近では入稿なんてそっちのけで日夜練習に励んでいるのだ。

17inch、ややデカすぎ

まずはTRACTOR DJ STUDIOのインターフェースを見てみよう(図1)。非常におおまかに分類すると、左画面と右画面がターンテーブル、中央部がDJミキサー、最下段がレコードを並べた棚と考えればいい。それぞれのコンポーネントというか、まぁ、いわゆるパネルのようなものは、左端にあるクローズボックスをクリックすると一発で隠すことができる。再び呼び出したいときは、最上段にある各パネル名が付されたボタンを押すだけだ。ソフトの開発元が「Guitar Rig」と同じ独Native Instruments社ということもあり、TRACTOR DJ STUDIOのインターフェースはやはりシンプル。メインウィンドウ以外に開く独立したウィンドウは、「Prefere-nces...」から呼び出す「Setup」ウィンドウのみだ。さまざまな設定項目はこのウィンドウの中にすべて分類/格納されている。メインウィンドウがリサイズできないという点も「Guitar Rig」と同様。でもね、やっぱり「PowerBook G4 17inch」の画面サイズは少し大きすぎるんだよね〜。こういうソフトはメインウィンドウが画面の中にぴったりハマっていてこそカッコいいわけで、周囲が中途半端に余ってしまうとかなり間抜けです。

「TRACTOR DJ STUDIO 2.5」
【図1】「TRACTOR DJ STUDIO 2.5」(販売元:ランドポート(株)、価格:オープンプライス/消費税込みの実勢価格:3万4500円、問い合わせ先:http://www.traktor-dj.jp/top.html)のメインウィンドウ。各デッキに3バンドのイコライザー、4種類のフィルターを装備する
他のパネルをすべて隠し、「BROWSER」ウィンドウだけを表示したところ
【図2】他のパネルをすべて隠し、「BROWSER」ウィンドウだけを表示したところ。「iTunes Music」フォルダーの内容がすべてリストアップされていることがわかるだろう。CDからの直接読み込み(CD-Direct Access)も可能。ただし、日本語は文字化けしてしまう

では、さっそくプレイに……といきたいところだが、今月はまずTRACTOR DJ STUDIOのだいたいの機能をざっと紹介してしまおう。再生したい楽曲は最下段の「BROWSER」ウィンドウに読み込んで、「DISP」ウィンドウにドラッグ&ドロップすればいい。「BROWSER」ウィンドウにはデスクトップにマウントされているボリュームがすべて表示されるので、「iTunes Music」フォルダーまでディレクトリーを掘っていけば、「iTunes」でリッピングしたデータの資産がすべて活用できる(図2)。とは言え、現行のTRACTOR DJ STUDIO(バージョン2.5.3)はMP3/AIFF/WAVにしか対応していないため、AACのデータは利用できない。販売元のランドポート(株)によると、同形式のデータは近々にリリースされる次期バージョンでサポートする予定とのことだ。

デジタルって、楽だな〜

さて、「DISP」ウィンドウの「デッキ A」(左)と「デッキ B」(右)に曲を取り込んだら、さっそくそれぞれを再生させてみよう。よほど運がよくないかぎり、まず間違いなくBPMが一致していないはずだ。ターンテーブルの場合、ここで片方の曲をモニターしながらピッチコントローラーで慎重にBPMを合わせていく(写真2)。この作業をいかに正確かつ迅速に行えるかが、DJの腕、いや、耳の見せどころなのだが、TRACTOR DJ STUDIOはそれぞれのBPMをなんと自動検出してくれるのだ。操作もいたって簡単で、BPMを追従させたいほうのデッキ側にある「SYNC」ボタンを押すだけでいい。しかし打ち込み以外のリズムは、30秒以内に確実にテンポがズレてくる。「SYNC」ボタンの右にあるゲージが、上か下かに振れ始めたらBPMが狂っているということだ(図3)。「おお、危ね」と思ったら随時「SYNC」ボタンを押してタイミングを頻繁に合わせておこう。

「SL-1200MK5」のピッチコントローラー
【写真2】「SL-1200MK5」のピッチコントローラー。聞いている人のグルーヴ感を持続させたまま曲をつなぐには、2枚のレコードのBPMをぴったり合わせることが不可欠だ。つなぐタイミングは、まさにDJのセンスひとつ

こうした機能からしてすでにデジタルの多大なる恩恵と言えるのだが、もう1つ、実際のプレイにかなり役立ちそうな“デジタルならでは”の機能を紹介しておく。ループの作成である。ループは通常サンプラーを使用して曲の一部を切り取るが、TRACTOR DJ STUDIOでは基本仕様の中にループの作成機能が搭載されている。これまた操作は簡単で、再生中の曲の切り取りたい部分がきたら、「せ〜の!」で「LOOP」ウィンドウの「SET/ IN」ボタンを押せばいい(図4)。どれくらいの範囲を切り取るかは、右横の「1」「4」「8」「16」と数字が書かれたボタンであらかじめ設定しておく。ただし、この数字は「小節」ではなくあくまでも「拍」なので要注意。拍を決めずに任意の個所を切り取りたい場合は、数字を指定せず、「SET/IN」と「ACTIVE/OUT」で該当範囲を手動で指定すればいい。

図3 「TRACTOR DJ STUDIO 2.5」ではBPMの自動検出機能により、「SYNC」ボタン一発でBPMを合わせられる。上はテンポが一致している状態。下はテンポがズレている状態。通常、テンポに追従してキーも上下するが、右横の「join」をオフにすればテンポを変更してもキーを維持できる
Fantastic Plastic Machineの「Eupho-ria(Mond Grosso Re-mix)」を再生させながら、曲の途中の4拍ぶんを切り取ったところ
【図4】Fantastic Plastic Machineの「Eupho-ria(Mond Grosso Re-mix)」を再生させながら、曲の途中の4拍ぶんを切り取ったところ。右上に表示されている「REP」の横の数字はループを反復している回数だ。ループをリアルタイムで8拍にしたり1拍に変更することも可能

次回は外部スピーカーにサウンドを出力して、実際に「TRAKTOR DJ STUDIO 2」でプレイしみます。





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