【阿部まりなのPowerBook G4レポート(第1回)】アップルコンピュータを取材
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2005年4月6日
■Mac初心者が“PowerBook G4”に挑む!!
みなさん、はじめまして。今回からPowerBook G4を使いながら人気のiPodやM関連製品をレポートすることになりました阿部まりなです。
私は現在、テレビのクイズ番組のレポーターとして海外に出かけたり、ファッション誌『with』のモデルなどのお仕事をしています。忙しい毎日ですが、カメラなど新しい趣味も開拓中です。先日はついに一眼レフタイプのデジタルカメラを買ってしまいました! ロケ先などにも持って行き、いろいろな撮影を楽しんでいます。パソコンはとういうと、いままではソニーのバイオノートを持っていたんです。が、これが壊れちゃったんですね。そうなんです、私はWindowsユーザーだったんです。そんなMac初心者の私は、PowerBook G4もiBook G4も使った経験はありません。雑誌などを見ると、ちょうど新しい商品が発売されたばかりみたいなので、気になってはいるのですが……実際はどうなんでしょう?
というわけで、東京は初台にあるアップルコンピュータを訪問し、さまざまな疑問や質問を体当たりで聞いてみることにしました。これから、私と一緒にMacに詳しくなりましょう!
■いざ、アップルコンピュータを訪問
アップルコンピュータは京王線・初台駅に直結する高層ビル“東京オペラシティ”にあります。建物には“新国立劇場”などのコンサートホールも完備。ちょっと行くだけでこちらが気後れしそうなほどセレブな雰囲気です。
応接室に通された私のお相手をしてくれたのは、プロダクトマーケティングの福島哲さんと一井良夫さん。最新のPowerBook G4やiPodなどを手に、初心者の私に熱心に説明をしてくれました。
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入り口付近に飾られたアップルコンピュータ製品の数々。手前から17インチの“PowerBook G4”、15インチの“PowerBook G4”、奥にあるのがiBook G4です |
■14年以上続く“PowerBook”のコンセプトとは?
[まりな]
はじめまして、Mac初心者の阿部まりなです! 今日はよろしくお願いします。いきなり初歩的な質問ですが、お店でよく見かけるPowerBook G4とiBook G4の違いを教えてください。
[福島]
はい。当社ではシルバーのPowerBook G4と、ホワイトのiBook G4をシリーズとしてラインアップしています。PowerBook G4はパワフルで、プロのデザイナーなどが使っても耐えられる設計となっています。これに対してiBook G4は初心者や学生向けに作られていて、価格が安いのが特徴ですね。
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PowerBook G4などの説明をしてくれる福島さん。脈々と受け継がれるその歴史とともに、熱く語ってくれました。 |
[まりな]
なるほど。私はPowerBook G4のほうが気になるのですが、もう少し詳しく教えていただいていいですか?
[福島]
PowerBookは1991年に発売されたのが最初で、ノートブックのなかでは非常に長く続いています。他メーカーでもこれだけ息の長い商品はそうはないと思いますよ。
[まりな]
なぜそこまで続いているんですか?
[福島]
いろいろな人に受け入れられ、使われているからでしょうね。手前にパームレスト、真ん中にポインティングデバイスというスタイルはPowerBook以前にはなかったんですよ。
[まりな]
ひとことでPowerBookのコンセプトは?
[福島]
完全なフル機能のMac、それがPowerBookです。このDNAはデビュー当時から引き継がれ、コンセプトは現在でもそのままになっています。
■新しくなった“PowerBook G4”はココが違う!!
[まりな]
それでは、新しくなったPowerBook G4の特徴をそれぞれ教えていただきたいのですが……。
[福島]
デザイン面ではシリーズで統一されているシルバーを採用しています。それぞれドライブの位置などが異なっていますが、外見上は12インチ、15インチ、17インチという画面のサイズが大きな違いですね。
※仕様についてはアップルコンピュータのホームページに詳しいが、新しくなったPowerBook G4は、基本的に前モデルからのマイナーチェンジ。外観上はポートの配置も含めてほとんど変わっていない。ラインアップは画面の大きさで3機種あり、全部で5タイプに分かれる。ハイエンドとなる17インチモデルは、CPUにPowerPC G4-1.67GHzを採用し、512MBのメモリーと100GBのHDDを搭載。光学式ドライブはCD-R/RW、DVD±R/RWの読み書きに対応したスーパードライブ。グラフィックチップはATI社製の“Mobilety Radeon 9700”でビデオメモリーは128MBとなっている。画面の解像度はワイド型の1440×900ドットだ。ミドルレンジの15インチモデルには、PowerPC G4-1.67GHz搭載の上位モデルとPowerPC G4-1.5GHzの下位モデルが存在する。下位モデルは光学式ドライブがCD-R/RWとDVDの読み出しに対応したコンボドライブになっている。ローエンドの12インチモデルも2タイプを用意。いずれもCPUにPowerPC G4-1.5GHz、512MBのメモリーを搭載するが、上位モデルが80GBのHDDとスーパードライブ、下位モデルが60GBのHDDとコンボドライブとなっている。グラフィックチップは共通で、NVIDIA社の“GeForce FX Go5200”。ビデオメモリーは64MBだ。画面の解像度は1024×768ドット。
[福島]
今回は12インチモデルを使って説明をしましょう。
[まりな]
一番小さいモデルですね。これくらいの大きさだと持ち運びにも楽だと思います。
[福島]
重さは約2kg程度。アップルコンピュータのノートブックのなかではもっとも軽いのですが、デスクトップの機能がすべて入っています。外出先でもフル機能で使えますよ。
[まりな]
丸みを帯びているところがかわいいですよね!
[福島]
外装の素材はアルミニウムですが、軽くしても強度が出せるよう、面取り加工を施してあるんです
[まりな]
性能面での特徴は?
[福島]
全機種で512MBのメモリーを採用しているのが特徴です。また、ワイヤレスでインターネットができるように、無線LANを搭載しています。電源は必要ですが、それ以外はいっさいのケーブルがいらないですよ。
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福島さんが手に持っているのは、“ AirMac Express ベースステーション with AirTunes”。“iTunes”のミュージックライブラリをワイヤレスネットワークを通してステレオやパワードスピーカーで再生することができるオプションです。 |
[福島]
そして今回から新しく“スクロールトラックパッド”を採用しました。
[まりな]
どんなものですか?
[福島]
1本の指ではできない操作が、2本の指ならできるようになっています。たとえば人差し指と中指を当てると……ほら、画面のスクロールができるんですよ。この操作は“スクロールジェスチャー”と名付けました。
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トラックパッドに触れてみる私 |
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2本の指を使うと、スクロール機能が使えるようなしくみになっています。“スクロールジェスチャー”とアップルコンピュータでは名付けているけれど、この名前、ピッタリだと思います。 |
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[まりな]
では、私も……あっ、これはすごいですね! こんなに簡単にスクロール操作ができてしまうなんて……。この“スクロールジェスチャー”は人差し指と中指でないとダメなのですか?
[福島]
いえ、指が“スクロールトラックパッド”の2ヵ所に触れていればいいので、両手でも大丈夫です。他メーカーでもパッドの下側など、部分的に同じ機能を採用していますが、PowerBook G4では今回からパッド全域で“スクロールジェスチャー”が使えるようになっています。
[まりな]
これは外出先などで効果を発揮しそうですね。
[福島]
そうですね。飛行機内など、オフィスではない場所での作業効率アップに役立てる思います。
[まりな]
もし3本の指で試したらどうなるのですか?
[福島]
ぜひ、試してみてください。
[まりな]
人差し指、中指、薬指で……あれっ、動きませんね。
[福島]
はい。“スクロールトラックパッド”は、2ヵ所の接点があるとスクロール機能が使えるというドライバーを使っていますので、3ヵ所の接点では動かないのです。それから、縦方向のスクロールだけでなく横方向にも対応しています。縦横が同時に動くので自由自在に操れ、慣れればマウスより便利になりますよ。
[まりな]
この“スクロールトラックパッド”以外に新しい機能はありますか?
[福島]
HDDのデータを保護する機能があります。センサーを搭載し、落下などの異常を感知した場合、即座に動作をロックして極力壊れないようになっています。
HDDのデータ保護のために全モデルに内蔵された“緊急モーション機能”は、加速度センサーによって本体の落下を検出し、ヘッドを瞬時に退避させるというもの。まさかの事態でもデータを守る配慮がなされている。また、すべてのモデルで5400回転/分のドライブを採用。2.5インチ型のHDDとしては高速な部類に入るので、転送速度もなかなかのスピードを実現している。アップルストアのBTOを利用すれば、すべてもモデルで100GBのHDDをチョイスできる。
[福島]
また、最近のアップルコンピュータの特徴にもなっているのですが、“光”をうまく取り入れています。本体裏のボタンを押した時のLEDの付き具合によって充電状態がわかるんです。前面のLEDはスリープランプ状態になると人が寝息を立てているかのような光り方をするんですよ。
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本体を裏返して、熱心に説明をしてくれる福島さん。“光”にもこだわっています |
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ひと目で充電状態もチェックできる本体裏面のLED。便利なのはもちろんですが、細かい配慮が女の子のハートにはヒットするんです! |
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[まりな]
ランプを見ただけで本体の状態がわかるというのは嬉しい機能ですね。
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よく見るとまるで人が呼吸をしているかのような光り方。カワイイですね |
■“iLife”なら音楽データも写真も管理でき、プラスαの機能も!!
[まりな]
次にインストールされるソフトについても聞きたいのですが、特徴としてどんなものが挙げられますか?
[一井]
それでは、新しいPowerBook G4ではプレインストールされている“iLife'05(アイライフ オーファイブ)”について説明をしましょう。これは単体でも発売されています。
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Mac初心者の私としては、プリインストールされるソフトも興味津々。そこで一井さんが新しくなった“iLife'05”について、丁寧に説明を始めてくれました |
※“iLife'05”は音楽データや写真などを効率的に管理できるマルチメディア統合ソフト。全部で5本のアプリケーションが入っており、それぞれ“iTunes 4.7.1”“iPhoto 5”“iMovie HD”“iDVD 5”“Garageband 2”となっている。音楽ファイルの管理は“iTunes”、デジカメで撮影した写真などは“iPhoto”、ムービー作成は“iMovie HD”、DVDの制作は“iDVD”、録音・編曲は“Garageband”が担当する。アップルストアでの販売価格は8190円。
[まりな]
私は一眼レフタイプのデジカメを最近購入したので、写真の整理や管理には頭を悩ませているんですよ。だからこの“iPhoto”というのがとくに気になりますね。
[一井]
じゃあ、デジカメをMacにつないで試してみることにしましょう。
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デジカメを本体につなぐと起動する“iPhoto”は、実際に使ってみるととても便利。ワンボタンで取り込みが始まるというのも、初心者の私にはわかりやすいと思います |
[まりな]
まずはデジカメにUSBケーブルでMacとつないで……あっ、“iPhoto”が起動しましたね。
[一井]
はい。起動したら、“取り込みボタン”を押してみてください。
[まりな]
すごいすごい! 自動的にデジカメからパソコンに写真が取り込まれていきますね。
[一井]
取り込まれた写真はサムネイル表示できるだけでなく、ファイル名やカレンダーのような日付で検索することができます。操作に関しても、検索フィールドが出るのでわかりやすくなっていますよ。また、取り込みはUSB端子の付いたデジカメならどんな機種でも基本的にはOKです。
※“iPhoto 5”ではJPEGのほかRAWデータも読み込みに対応する。ニコンカメラ販売の『D70』やキヤノン販売の『EOS Kiss Digital』など主要なカメラで利用できるが、対応機種はまだ少ない。最新の対応状況はアップルコンピュータのサイトで確認できる。また、“iPhoto 5”は前バージョンに比べて画像編集機能も拡充。新たに調整ツールを搭載し、明るさやコントラスト、彩度のほか、露出、色温度、傾き補正なども可能になった。
[一井]
写真はMac上で管理するのももちろんいいですが、紙にするともっといいと思いませんか?
[まりな]
……???
[一井]
この“iPhoto”を使えば、フォトブックを作ることができるのです。
[まりな]
えっ、本当ですか?
[一井]
はい、ネット上で注文を取るという形で、サイズも装丁もいろいろ選べます。パーティーのおまけのような手のひらサイズのミニブックだって作れます。
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フォトブックは大きさや装丁もいろいろ選べて、思わず迷ってしまいそう。とくにハードカバーを採用したものは高級感があります。値段もちょっと高めですけれど…… |
[まりな]
どういう方法で注文できるのか教えてください!
[一井]
“iPhoto”上にある“Book”ボタンを押せばOKです。すると、本のサイズを選んだり、レイアウトを決められるようになります。仕上がりも画面上で確認できますし、写真の位置を入れ替えたり、明るさ補正といった加工することも可能です。もちろん、この作業は元の写真をいじらずにできますよ。購入はオンラインでクレジットカード決済となりますが、送り先を指定することもできるので、たとえば親戚に結婚式のフォトアルバムを贈るといった活用も可能です。
[まりな]
価格はどれくらいですか?
[一井]
一番小さなサイズ(8.9×6.6cm)で20ページのソフトカバー仕様が525円から作れます。もっとも高いハードカバーの大サイズ(28×21.5cm)なら、20ページで3675円となっています。オプションになりますが、最大で100ページまで作ることができます(ソフトカバー(小)は3冊からの注文になる。※詳しくはこちらを参照。
[まりな]
写真の取り込みや管理だけでなく、フォトブックの作成までサポートする“iPhoto”は使い方次第でいろいろ活用できそうですね。
[一井]
“iPhoto”は画像管理ソフトというより、写真をどう楽しむがを考えるソフト。今回新しくなったバージョン5であれば、ヘビーなデジカメユーザーでも納得して使っていただけると思っています。
[まりな]
よくわかりました!
実際にPowerBook G4を使ってみると、説明でもあったように“iPhoto”が便利なことこの上なし! 今までは撮影したデータをCD-Rに焼いて、写真屋さんに持って行き、紙焼きの形にしていましたが、“iPhoto”ならアルバム代わりとして十分に機能します。
これからテレビ番組のロケで海外に行ってきますが、現地でいろいろ撮影してこようと思います。帰ってきてから“iPhoto”に取り込んで見るのが今から楽しみです。
次回は“iPod”についてレポートしたいと思います。私がロケから帰ってくるまで待っていてくださいね。
当初、一部PowerBookがPowerBook G4と記載されているところがありました。ここにお詫びし、訂正いたします。
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