【特別企画】『PowerBook G4 17インチ 1GHz』ロードテスト(第5回)〜DJデビューへの長く険しい道のり その3〜
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MacPower 2月号 2005年4月11日
本記事は、MacPower2005年2月号の“LOAD TEST”に掲載された記事を再掲載したものです。
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12月もすでに下旬だというのに(原稿執筆時点の話ですけど)、昼間はポカポカ暖かくて、東京というか、日本というか、地球はもうダメなんじゃないかと思う今日このごろ。2005年の夏が2004年の夏のようにならないことを祈るばかりです。さて、2月18日(金)の「GINZA NOW! 2005」のゲストは、映像ディレクターの辻川幸一郎さん。辻川さんのPVやCMを観ながら、2人でだらだらしゃべりますので、興味のある人は是非見にきてくださいね〜。
●SPEC
本体
起動システム:Mac OS X 10.3
メインメモリー:1GB
内蔵ハードディスク:60GB
周辺機器
FA-101(ローランド(株))
SD-20(ローランド(株))
SL-1200MK5(松下電器産業(株))
PMC-07 Pro(ベスタクス(株))
PBG4をDJミキサーにつなぐ
先月は「TRAKTOR DJ STUDIO 2.5」(販売元:ランドポート(株)、価格:オープンプライス/消費税込みの実勢価格:3万5000円前後)をインストールした「PowerBook G4 17inch」に、ローランド(株)のオーディオインターフェース「FA-101」(価格:オープンプライス/消費税込みの実勢価格:5万6000円前後)を接続し、スピーカーへの出力とヘッドホンへの出力を分離することによって実際のDJプレーに挑戦した。まぁ、自分の手でアナログのレコードをリリースするのと、トラックパッドで「CUE」ボタンを解除するのとではかなり感覚が違うわけで、正直、慣れている前者のほうがはるかに使い勝手はいい。しかし「TRAKTOR DJ STUDIO」があれば、これまで収集したCDの資産は生かせるし(CDでしか発売されていない音源もあるしね)、先々月に紹介した通り、プレーにループを取り込めたりもする。従って、決して「やっぱ、オレ、アナログだけでいいや」ということにはならないのだ。そう、両方を一緒に使えちゃえばいいんだ! で、そんなことがホントにできるのかというと……、できるんですね〜、これが〜。「TRAKTOR DJ STUDIO」には、オペレーションをDJミキサーに引き渡す機能がちゃんと用意されている。これがうまくいけば、CDを利用するためにわざわざCDJを購入しなくてもいいわけだ。今月はPowerBook G4 17inchと「TRAKTOR DJ STUDIO」を3台目と4台目のターンテーブルとして、自宅のDJ環境に融合させてみよう!
まずはFireWireケーブルでPowerBook G4 17inchとFA-101を接続。そして、「TRAKTOR DJ STUDIO」の「Prefe-rences...」メニューから呼び出す「Setup」パネルの中にある「Use External Mixer」チェックボックスをオンにしてみよう。すると、「Channel Setup」の項目がマスターとモニターそれぞれのLeft/Rightから、デッキAとデッキBそれぞれのLeft/Rightに変わる(図)。同時に各出力にFA-101のOUT1〜OUT4が割り振られる。これで「TRAKTOR DJ STUDIO」のオペレーションがDJミキサーに引き継がれ、メインウィンドウ中央部にあったミキサーパネルは使えなくなる。あとはFA-101の出力からフォン―ピンのケーブルで、ベスタクス(株)のDJミキサー「PMC-07 Pro」(価格:12万6000円/消費税込みの実勢価格:9万円前後)の背面にあるLINE1のLeft/Right、LINE2のLeft/Rightにつなげばいい(写真1)。
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【図】「Use External Mix-er」チェックボックスをオンにすると、「Channel Setup」の項目がデッキAのLeft/Right、デッキBのLeft/Rightにそれぞれ変更される。これによりオペレーションが外部のミキサーに引き継がれ、メインウィンドウの中央にあったクロスフェーダーなどのミキサーパネルは使えなくなる |
「融合させてみよう!」などと勢いよく言い放ったわりに、作業はこれで終わり。ただし注意しなければならないことが1つだけある。PowerBook G4 17inchを接続したLINEの入力と、テクニクスのターンテーブル「SL-1200MK5」(販売元:松下電器産業(株)、価格:オープンプライス/消費税込みの実勢価格:4万8000円前後)を接続したPHONEの入力は、事前に音量のレベルをある程度そろえておかなければならない。LINEとPHONEの切り替えは「PMC-07 Pro」のスイッチで行うが(写真2)、それぞれの音量のレベルがバラバラだと、入力ソースを切り替えた際、とてつもなく音が小さくなったり、とてつもなく音が大きくなる。ヘッドホンでモニターしているときにバカでかい音量になったりすると、鼓膜が破れる危険があるのでこの点は本当に要注意です。
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【写真1】ベスタクス(株)のDJミキサー「PMC-07 Pro」の背面。上段のLINE1とLINE2には「TRAKTOR DJ STUDIO 2.5」のデッキAとデッキBが入力されている。下段のPHONE1とPHONE2にはターンテーブル1とターンテーブル2が入力されている。いちばん左にあるのはMASTER OUTだ。音楽をやっていると、もう部屋中コードだらけ…… |
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【写真2】「PMC-07 Pro」の中央にあるレバーがLINEとPHONEの切り替えスイッチだ。左のレバーを定位置にすればPHONE1(=左のレコード)、手前に倒せばLINE1(=「TRAKTOR DJ STUDIO 2.5」のデッキA)。右のレバーを定位置にすればPHONE2(=右のレコード)、手前に倒せばLINE2(=「TRAKTOR DJ STUDIO 2.5」のデッキB)となる |
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で、実際にプレーしてみた結果、どうだったかというと、結論は、「人間、一度にたくさんのことはできない」(苦笑)。2台のターンテーブルを操りながら、さらに2つのサウンドを扱わなければならないなんて、正直、現在の筆者には無理! スピーカーから出ているのがLINEとPHONEのどっちだかわからなくなるし、自分がモニターしているのがLINEとPHONEのどっちだかわからなくなるし、あたふたしているうちに曲は終わっちゃうし……。DJデビューへの道はまだまだ遠そうだ。しかし「TRAKTOR DJ STUDIO」のおかげで、自宅のDJ環境が飛躍的に充実したことは間違いない。
ポータブルなDJミキサー
ここで、ひとつ、面白い製品を紹介しよう。仏HERCULES社の「DJ CONSOLE」(販売元:(株)フックアップ、税込み価格:3万9900円、問い合わせ先:http://www.hookup.co.jp/)だ(写真3)。これ、いい! やっぱりトラックパッドやマウスでの操作というのはどうしてもまどろっこしいわけで、特にサウンドを聞きながらリアルタイムに迅速かつ微妙な調整が必要となる音楽系のソフトでは、こうしたフィジカルコントローラーがめちゃめちゃ便利なのだ。しかも「DJ CONSOLE」は小さい! まさにポータブルなDJミキサーというわけだ。別にアナログのターンテーブルやCDJまではいらないけれど、「TRAKTOR DJ STUDIO」でちょっと本格的にDJをやってみたいという人には絶対にオススメです。また、「TRAKTOR DJ STUD-IO」をまだ持ってないという人は、「DJ CON-SOLE」に最適化されたソフト「Traktor Studio DJ for DJ Console」が同梱されている「DJ Console For MAC」(税込み価格:4万9350円)をどうぞ。実はこっちのソフトを使ったほうが、「DJ CONSOLE」のすべてのボタンやツマミ類をぎっちり使えるんですね〜。でも、筆者は「TRAKTOR DJ STUDIO」を持ってしまっているため(別に悪いことじゃないんだけど)、同ソフトで「DJ CONSOLE」を使ってみた。
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【写真3】とってもかわいらしい「DJ CONSOLE」。DJ初心者の入門用としてはもちろんですが、すでにDJの機材をそろえてしまっている人でも、シャレで持っているといいかもしれません。ベルトを取り付けて、肩からかけることもできるんですね〜。操作性もなかなかです |
セッティングの仕方は簡単で、PowerBook G4 17inchとDJ CONSOLEをUSBケーブルで接続し、あとは付属のドライバーソフトをインストールするだけでいい。しかし、実はこのあともう1つ手続きが必要になる。開発元の仏HERCULES社(http://www.hercules.com/)か、販売元のフックアップ(株)のWebページから「DJConsole.tks」というファイルをダウンロードし、「TRAKTOR DJ STUDIO」の「Setup」パネルで同ファイルをロードしなければならないのだ。筆者は最初これを知らなかったため、「おいおい、動かね〜よ、おい、なんで? なんで? どうして?」と大騒ぎし、年末進行で忙しい編集者たちに多大な迷惑をかけてしまった。
「DJ CONSOLE」の操作感は極めて良好で、アナログのターンテーブルを使ったときとほとんど同じノリでプレーできる。リリースしたい個所の頭出しなどは本当に楽ちんです。たった10万円以下の投資で、これまでとはまったく違った音楽との付き合い方に目覚められると思えば、ぜんぜん安いものではないだろうか?
次回は?
アップデーターによってコンポーネントが増える! 「GUITAR RIG」を久しぶりにレポートします!
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